少林気功 内勁一指禅はじめの一歩

1990年代、私は一指禅功を学び始めました。
偶然にも、日本気功協会で医療気功の講座を見つけたのです。
前年に鍼灸学校に在籍していました。
私は疲労に悩んでおり、気功を習っていた、同級生から「君は気を溜める必要がある」とのアドバイスを受けました。

そこで気功が良い方法だと知り(当時気功という言葉は、一般的ではなく、やっと社会に紹介される時代でした。)、指圧やマッサージを施す仕事を始めたばかりで、疲れが取れずに困っていた私は、気功教室に飛びつくことにしました。

気功の授業料は高かった記憶があり、1か月に4回通うためには、当時で40,000円以上必要でした。
しかし、新しい仕事を始めたばかりなのと、子供も小さかったのでお金がかかっていました。
健康を優先し、何とか通い続けました。その結果、3年間にわたり気功を学びました。

日本気功協会で中国人の秦愉生先生と岡部勝平先生に指導していただきました。
秦愉生先生は闕黄仁忠先生に師事し、一指禅功の派生である空勁気功を学んでいたと聞きました。
後で一指禅功の本を確認すると、空勁気功と少し異なっていたことが分かりました。

気功協会の訓練には宿題があり、毎日朝晩1時間ずつ、合計2時間の気功が必要でした。
毎日2時間は辛いため、最初は1時間半程度しかできませんでした。
あまり練習しない人もいるようで、先生はチクチクとあまり練習しない人もいるようで、先生はチクチクと練習するように話しかけていました。明日を向きましょうと。 毎日言われたように 熱心に練習するように話しかけていました。 今日からまた練功しましょうと。明日を向きましょうと。

訓練を通じて外気功を習得できるというモチベーションがあり、最初の1か月は基本的な功法である馬歩站桩功からスタートしました。
徐々に時間を延ばしていき、1か月後には45分間の訓練が可能になりました。
基本は肩幅に足を開き、足の裏を地面にしっかりつけ、軽く膝を曲げるというものでした。
最初は膝を曲げ立つだけでも、5分で筋力不足を感じ、足がガタガタ震えていました。
1か月後には安定感を持つことができるようになりました。

初級を2回受講し、中級も3年間頑張りました。
初級は2回受講することで、気の感覚が 手のひらを自分の首に向けると、マフラーのように 首に巻き着く気を感じてとても感動しました。

中級は難しい功法で、消化不良の時に受講していたら難しかったでしょう。

3年後、秦愉生先生から闕阿水老師の話が登場しました。
気功協会の会長先生は、「少林寺の闕阿水老師について、その話は非常に貴重なものである」と言われました。
嵩山少林寺は中国革命の影響で多くの僧が寺から出されたそうです。
闕阿水師は掃除の仕事をしながら病人たちを無償で気功で治療していたとのことです。
その中で多くの弟子が育ち、黄仁忠先生(秦愉生先生の師匠)を含む多くの人々に門外不出の技術が伝えられたそうです。
闕阿水老師も病に倒れたという話をされていました。

◎馬歩站桩功
◎双手抱球法
◎滾球法
◎双臂覧月法
◎納気帰元法
◎滾球法
◎中下上昇法
◎仏光功
◎内勁陰陽功
◎内気外発功
◎二指蛇形功
◎羅漢功・螺旋功

丸茂 畠子さんの「気のメッセージ」は忠実に当時の功法を紹介しています。
売らなきゃよかったな。と
今頃反省。

王瑞亭『気功師になる為の気功ー少林気功 内勁一指禅』ベースボールマガジン社、1995年。も良書です。

以前に秦愉生先生の動画見つけたんだけど、今は外されてますね。
この空勁気功の動画は、習ったものと形が似ています。