友人がFacebookで紹介していた「青山貞一: 考えない日本人 マスコミ報道 鵜呑み度 日本人70% 独立系メディア E-wave Tokyo」というのを読んで、友達に「テレビや新聞読まない見ないほとんど見ない人や世代が1番冷静」という返信をしたら
「そういう人は政治的な参加もしないし、それでやっていけるというのは農村部でもひとりぼっちとか、都心なら空気読まなくても大丈夫な資産があるとか学者とか特別な人だからね~♪」と返された。

そこで「空気」とは?と引っかかって本棚を見てみたら偶然山本七平氏の「空気」の研究が目に止まって半分ほど読んでいる。
「空気」の研究は、はじめに記者から道徳教育のインタビューされたときの会話から始まる。
「日本の道徳教育は差別の道徳」といったところから記者が慌てて、「そんなこと書けない」「編集が受け付けない」「そんな話を持ち出せる空気ではない」といった会話からスタートする。

読見進めているとこの本は50年ほど前に書かれている本ではあるが、今の日本には、まだ残っている「空気」ではある。
テレビや新聞を読んでいても、その「空気」は感じることが出来る。
朝日新聞[最近は読まないが]系の毎日新聞系のネット記事やテレビを見ているとかなり偏っていることに気がつく。

コロナの問題にしても
PCR検査見解「意図真逆に紹介」 テレ朝の情報番組が謝罪、医師のコメントを再度放送
コロナの問題は死者数を出さないことが大切だと思うが、検査数ばかり問題にしてほうどうするのは、局の方針か「現場の空気」ナノではないかと思ってしまう。

『「マトリ」が次に狙うセレブタレント昨年大麻逮捕の“元女優”と同ルートか』
これなど想像で書いてしまったのでないだろうか。タレントなら抗議されないだろうという「空気」。
そんなふうなことを思いながら読んでいて日本もいい意味で変容するには、まだまだかもと思わざるを得ない。
頑張れニッポンチャチャチャ。

山本七平氏の面白い提案は、単純な「空気発生状態」を作って図式にしてみる。
このときは、ちょうど超能力ブームでその話と福沢諭吉翁の小さい頃の経験話が紹介されていた。臨在感的把握、今までに育ってきた価値観(宗教・文化)などが空気を作り出す。これが空気の元なんだろうか。
今流行の「自粛警察」などは、空気そのものだ。

「空気」は、行動を支配する。これは日本人だけに限らないだろう。